8300系
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 1989年登場。阪急創立80年を記念して開発・製造された8000系の京都線仕様車として製造された車両である。車体はアルミ製で、デザインは8000系のものを踏襲しているが、神宝線車両との車両規格統一が先送りされたこともあり、車体寸法は5300系以前の京都線仕様車とあわせられ、車幅は2850oに拡大している。また、当初より大阪市営地下鉄堺筋線への直通も考慮されており、同線にあわせて1両当たりの車長は18.9mとなっている。制御方式はGTO-VVVFインバーター制御方式で、制御装置のメーカーは歴代の京都線車両と同様東洋電機製造となっている(8000系は東芝製)。制動方式は電気指令式で、同じ制動方式を採用する7300系とは併結が可能であり、一部の編成は7300系と連結して実質的な固定編成を組んでいる。車内はオールロングシートで、特急専用車が在籍する都合上8000系の一部で採用されたクロスシートは設置されていない。8000系と同様側窓は熱線吸収ガラスが採用され、開閉可能な側窓は空気式のパワーウィンドウとなった。また車椅子スペースを京都線の車両として初めて標準装備している。8300系は当初8連2本が竣工し、最初の編成は1989年7月に営業運転を開始した。その後2連と6連の編成も増備され、最終的には1995年までに84両の陣容となった。増備の途中で車両デザインが変更されており、台車や集電装置、一部のアコモデーションも増備途中から変更が加わっているが、これらの変更も8000系での変遷とほぼ同一となっている。現在はリニューアル等の改造工事も行われており、各線で主力車両の一翼として活躍している。なお、もともと嵐山線では有効長の関係から定期運用はなく、6連以下の編成が多客期等に入線する程度であったが、2026年以降組成変更及びワンマン化改造により4連を組む編成が現れ、同年4月から嵐山線の定期運用に充当されている。

 2018,02,11 淡 路


■Variation
 8300系のうち初期に製造された8連2本・6連、2連各1本については、同時期に製造されていた8000系同様、ステンレス製の飾り帯が取り付けられていた。この飾り帯は以降の編成には波及せず既設編成も撤去されてしまったが、トップナンバーの8300Fについては、製造から30周年を記念し、8000系8000Fと共に「Classic 8300」としてステッカーながら飾り帯が復元され、2022年まで飾り帯を取り付けた状態で運用された。その後リニューアルにより飾り帯は再びなくなったが、今度は「Memorial 8300」として前面に旧社章を掲示している。

 2019,10,05 北 浜
 1993年に製造された編成からは前面形状が変更され、それまでの所謂「額縁」スタイルが廃され、くの字状の半流線形となり、併せて種別・行き先表示器の寸法が拡大された。また、1994年に編成単位で製造された車両からは台車がボルスタレス台車に改められている。

 2025,09,01 十 三
 1995年に製造された編成は。同時期に製造された8200系と同様前面窓が拡大し、車番表記がガラス内側へ移り、あわせて電照式となった。最終増備の1本は集電装置がシングルアームパンタグラフとなっている他、製造当初より車内案内表示器を備える。

 2013,07,21 相 川
 リニューアルがなされた8300系。リニューアルに合わせて、種別・行き先表示器がフルカラーLED化された他、車番表記の位置が貫通扉上から前面窓下に移っている。なお、この編成は7300系2両と組み合わせて8連を組んでいたが、リニューアルに際しては7300系の連結側が中間車化改造されており、異形式同士で固定編成を組むこととなった。

 2025,09,01 十 三
 ワンマン化改造のうえ嵐山線に転属した8300系。6連を組んでいた編成の中間車2両を2連の編成に組み込み4連化したもので、外観上は前面種別・行き先表示器のフルカラーLED化、側面種別表示器の埋め込み等が目を引く(側面は種別・行き先の交互表示に改められた)。また、制御装置が換装されている。車内は扉付近に液晶表示器が新設されている。ワンマン化改造が施された8300系は2026年4月から嵐山線での営業運転を開始しており、それまで線内運転に用いられていた6300系を置き換えている。

 2026,04,28 松尾大社
2026/05/04