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6000系の一部は阪急では初めてアルミニウム製の車体が採用されており、普通鋼製の車体と比べて3.5tもの自重低減を実現している。アルミ車も普通鋼製車と外観はほぼ変わらず、窓周りを中心に小規模な差異がある程度となっている。最初は付随車2両が製造されたが、1977年には6000Fとして編成化されている。その後1両が普通鋼製車体に差し替えられたが、残る7両は2025年の時点でも編成を組み宝塚線で使用されている。
2008,03,13 石 橋 |
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神戸線で10連の先頭にたつ6016F。6016Fは2002年以降神戸線の増結用として用いられており、他の8両編成と組んだ10両編成での運転が長年行われていた。10両編成での運転は2025年のダイヤ改正でなくなり、その後は運用離脱状態となっている。
2008,03,07 西宮北口 |
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方向幕が大型化された6005F。この編成と6006Fについては、1995年以降他の6000系よりも大型の種別・方向幕が搭載されている。
2008,03,13 石 橋 |
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ワンマン運転に対応した6000系。1998年の山陽電鉄乗入れ廃止に際し、増結用の編成が余剰となったが、この編成を中心にワンマン運転に対応させ、同時期からワンマン化された今津線(西宮北口〜今津間)、甲陽線に充当させることとした。これが阪急では初のワンマン運転の事例となった。増結用編成は元々2連を組んでいたが、他編成から捻出した中間車を組み込み3両編成としている。
2008,03,13 夙 川 |
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箕面線に転出した6000系。3000系の置き換えを目的に、一部の6000系が4連に編成短縮の上箕面線や伊丹線に転出した。貫通扉上の前照灯については、本線系統の車両に先立つ形で4灯LED化されている。2023年からはこれら線区に所属する車両に対してもワンマン化対応が行われている。
2019,10,06 箕 面 |
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2200系から編入された6050号車。2200系は1975年に8連1本が製造され、フルモデルチェンジや電機子チョッパ制御方式、電気指令式ブレーキ、ワンハンドルマスコンハンドル等の新機軸を多数盛り込み、更に後にはVVVFインバーター制御方式の試作車が製造・組み込まれる等、次世代の阪急電車への布石となる試作車であった。電機子チョッパ試験の終了後は順次編成解除され、6000系に編入されることになった。6000系への編入後、両先頭車については7000系を主体とする編成に連結され続けたこともあり、2019年の今津線転属を機に7000系に再編入されている。
2008,03,07 西宮北口 |