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2015年から2016年にかけて車体改修が行われ、印象の変わった3002号車。外観上は灯具・行き先表示器の換装が大きな違いとなっており、前照灯は函館市電の車両として初めてLED灯となり、行き先表示器も運番を表示する部分はフルカラーLEDが初めて採用された。車内は座席モケットの張替が行われた他、9600形や8000形増備車で使用されている液晶表示器が導入された。今後、2000形や8000形初期車も合わせ、同様の改修が行われる予定となっている。尚、同車の改修は京王重機によって行われており、工場への移送時などは都内をトラックで牽引される珍しい姿が見られた。
2016,05,05 函館駅前 |
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同じく車体改修後の3003号車。改修後も引き続いて「五勝手屋本舗」の全面広告を纏う。改修時期の違いにより、上の3002号車とは灯具が異なっている他、こちらは改修時に制御装置の換装もなされており、ハイブリッドSiC-VVVFインバーター制御方式となった。
2022,09,16 駒場車庫前 |
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登場時の塗装に復元された3001号車。3000形の登場30周年・函館市電開業110周年を記念して2022年末に塗り替えられた。紺色を基調に白の帯が入ったこの姿は車体広告導入以降見られなくなり、今回25年ぶりの復元となった。オリジナルでは窓下に「マリンブルー号」と愛称が表記されていたが、今回の復元では窓下の愛称表記は省略されているが、代わりに表示器がLED化されていることを利用し、LEDで「マリンブルー号」と表示されるようになった。
2024,11,17 十字街 |