ハイモ295-310形
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 1999年登場。ハイモ180-201号車の置き換え用に富士重工業で製造された車両である。それまでに製造された樽見鉄道の車両はレールバスタイプの車両が使用されていたが、本形式は明知鉄道のアケチ10形等と同様のLE-DCとなり、より鉄道車両に近づいた車体となり、全長も1m延びた16.5mとなったため、輸送力も増強した。またエンジン出力が295PSとなったため、形式もそれまでと異なり出力に合わせた295番台となっている。塗装はハイモ230-312号車と同じ池田満寿夫氏による独特のデザインとなっている。車内は引き続きオールロングシートだが、着席区分が明確化している座席が採用されている。また、大垣方運転台後方には樽見鉄道として初めてとなる車いすスペースが設けられている。尚、他車同様トイレは設けられていない。以降の増備は同じハイモ295形ながら仕様の異なる車両が増備されたことから、同車は1両のみの陣容となっている。日常的に運用に入る車両の中では全長が短い方になっているが、引き続き主力車両として活躍している。

 2012,12,23 本 巣