キハ22形
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 1989年登場。老朽化の進んだ元キハ10系列を置き換えるために、JR東日本で廃車となったキハ22形を譲り受けたものである。3両が譲渡されたが、うち1両は一時期秋田内陸縦貫鉄道に貸し出されていた経歴をもつ。車番はキハ22027から始まっているが、これは下3桁が従来の気動車からの連番で振られたことによるものである。塗装を既存車両と同じものに変更した以外は基本的にJR時代と変わらない姿で運用されたが、1992年にワンマン化改造がなされており、同時にデッキ付近がロングシートとなった。同年のワンマン運転開始後は、従来主力車両であった元キハ10系列や自社発注車であるキハ24000形に代わって主力車両となったが、同車自体も車齢は高く、1996年の津軽21形の登場以降は活躍の場が狭められ、現在は全車廃車されている。尚、最末期は運用がなく、車両は津軽五所川原駅や嘉瀬駅構内に留置されていた。

 2007,09,05 津軽五所川原


■Variation
 2000年に廃車となったキハ22028。1997年にSMAPの香取慎吾が地元の小学生と共にデザインしたイラストが施され、津軽鉄道では一番目立つ車両となっていた。廃車後、金木駅で共に留置されていたキハ24000形解体後も残存し、現在は嘉瀬駅に留置されている。

 2007,09,05 嘉 瀬(車中より撮影)
 上記塗り替えから20年経った2017年にテレビ番組の企画で再度香取慎吾と当時の小学生(更にその子供)の手で再塗装が施されたキハ22028。当時のイラストをベースとしているが、往時とは異なる塗装で塗り直されている部分もある。

 2019,01,15 嘉 瀬
 津軽五所川原方も塗り替えられている。なお、こちら側はヘッドライト部分まで塗装されている。

 2019,01,15 嘉 瀬