|
元々は1936年より製造された名古屋市電1400形であり、1971年に路線縮小によって余剰となった車両のうち、9両が豊橋鉄道に移籍した。名古屋市電時代に既にワンマン化改造が行われており、同車の豊鉄移籍によって東田本線は完全にワンマン化された。1990年にモ3500形が導入された際に2両が廃車されたが、残りの車両は冷房化がなされて存続した。冷房化された7両に関しては21世紀に入っても尚最も両数が多く主力車両として活躍を続けていたが、製造から70年近い古豪であり老朽化は進んでいたことから、名鉄で廃車となった平成生まれのモ780形・モ800形へと置き換えられることとなった。結果、2005年に一斉に置き換えられて同年度末までに全車定期運用を離脱した。このうちモ3102号車のみ広告撤去の上でマルーン一色となり、イベント用車両として存続していた。2011年までは稼働していたがその後は休車状態となり、2018年に廃車解体されたことで元名古屋市電を出自とする車両は消滅した。
2005,03,23 運動公園前★ |