KR300形
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 2015年、従来使用されていたキテツ1形の老朽化による車両更新に際し、SKR400形の導入で廃車となった信楽高原鐵道SKR300形の無償譲渡を受けたものである。SKR300形は1995年に富士重工で製造されたLE-DCの一車両で、前面への油圧バンパーの設置や車いすスペースの設置を始め、従前の第3セクター鉄道車両以上に安全性の向上やバリアフリー対策が図られた車両である。紀州鉄道への譲渡に際しては再整備がなされているが信楽高原鐵道からの塗装はそのまま残され、従来たぬきのイラストが描かれていた箇所に「宮子姫」のイラストが描かれた。内装もセミクロスシートのままで変化はなく、運賃箱もそのまま使用されているが、整理券発行機は撤去されている。なお、紀州鉄道においてクロスシート設置車はキハ600形以来となる。KR300形は2016年1月に営業運転を開始し、それまで使用されていたキテツ1形に代わり紀州鉄道の新たな主力車両となった。2017年初頭には脱線事故の憂き目にあったしまったが、現在は修繕されており、現在は同じく信楽高原鐵道から来たKR200形と共に使用されている。

 2018,02,11 西御坊
2016/10/13