17000系
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 2019年登場。副都心線開業後も同線への直通対応を施され、長年使用されてきた7000系の置き換えを目的に製造された車両である。車体は軽量アルミ合金製で、茶色と黄色の帯が巻かれているが、歴代の副都心線の車両と同じく茶色の比率が高くなっている。本形式は後に製造される半蔵門線用の18000系とは兄弟車両と言う位置づけであり、両者間では内外装のデザインが類似しているが、こちらは7000系・10000系の系譜を引き継ぎ、丸形の前照灯・尾灯が採用されており、「丸くやわらかなイメージ」を表現した点が特徴である。制御方式はVVVFインバーター制御方式で、丸ノ内線の2000系に続き制御装置にはSiC素子を用いたVVVFインバーター制御装置、主電動機は永久磁石同期電動機がそれぞれ採用されている。また、2000系と同じ「車両情報監視・分析システム(TIMA)」を、東京メトロの架空電車線方式の車両としては初めて導入した。これは情報伝送装置の大容量化により実現したもので、地上設備との無線接続により、車両状態等の監視や車両データの蓄積が行えるようになっている。車内はオールロングシートで、背ずり部分とつり革にラインカラーの黄色及び茶色を配した(優先席の背ずりは青系のモケット)以外はモノトーン基調の内装となっている点が特徴である。床面の高さは7000系に比べて60o低減し、また扉付近に傾斜を設ける等、特に直通運転先の東急線内で生じていた段差の解消に寄与し、更に各車両にフリースペースを配したことで、車椅子やベビーカー利用者の利便性を向上させている。17000系は2021年2月より営業運転が開始された。まず日立製作所にて4M6Tの10連6本(制御装置は三菱電機製)が製造され、同数の7000系を置き換えた後、2021年5月からは4M4Tを組む8連の編成の製造が開始された。10連の編成とは異なり、こちらは日比谷線用の13000系に続いて近畿車輛での製造となった。また8連を組む編成は80番台に区分されており、乗務員扉や排障器部分を始め工法の違いが生じている他、搭載している制御装置が10連とは異なり、更に高効率化を図った日立製作所製の制御装置を搭載している。なお、8連の編成も将来の10連化を視野に入れており、中間付随車を2両増結することで10連化にも対応した設計となっている。8連は2022年までに15本が製造され、これにより7000系は全て一掃されている。7000系に代わる新たな主力車両として、有楽町線、副都心線をはじめ、直通各線において活躍を続けている。この17000系は、「異なる線区に投入する形式ながら共通性と独自性の両面を兼ねそろえた車両」と評価され、兄弟形式である18000系と共に2022年のローレル賞に選定されている。

 2021,10,24 自由が丘


■Variation
 8両を組む編成は近畿車輛で製造されており、80番台に区分されている。こちらは貫通扉上に8両編成を示すステッカーが掲示された他、制御装置が日立製になるなど10連を組む0番台とは仕様が異なっている。

 2022,05,09 石神井公園
2022/05/09