40形
トップページ鉄道写真図鑑東京都交通局>40形
 2001年登場。上野懸垂線の設備改修及びそれに伴い引退した先代の30形を置き換えを目的に製造された、上野懸垂線では四代目となる車両である。上野懸垂線は懸垂式モノレールの一種ではあるが、動力台車がゴムタイヤになっている点が最大の特徴であり、電動機1台に対しゴムタイヤ1台 が歯付ベルトで接続され、動力を伝える仕組みになっている。この方式は日本国内ではこの上野懸垂線のみが採用する機構であり、非常に貴重なものとなっている。このため、これまでの上野懸垂線の車両は全て初代車両を手掛けた日本車輌で製造されており、本形式もご多分に漏れず日本車輌にて製造されている。車体は初代のH形より続くアルミ合金製であり、2両で1編成を組んでいる。前面が傾斜し、且つ前面も含めて車体の半分以上がガラス張りであった先代の30形とは異なり、こちらは半流線型ともいうべき丸みを帯びた前面と、プラグドアと一体化した連続方向窓を有する側面が特徴となっている。尚、これまでの車両に比べて車高・車幅は拡大されているが、更なる軽量化が施されているため、自重は従来車とさほど変わりない。車内は運転台背後を除き窓側を向いたFRP製のベンチシートが配置されているが、西園側の車両がブルー、東園側の車両がピンクを基調としたカラースキームにまとめられている。わずか300mもの短距離路線ではあるが車椅子スペースも完備しておりバリアフリー対策も施されている。また運転台部分は客室と一体化しており、前面眺望や運転士の操作もよく見えるように工夫がこらされている。因みに照明は天井部分ではなく、窓と天井の間に設置されている。21世紀に製造された車両でもあり、制御装置はIGBT-VVVFインバーター制御方式となっているが、回生制動は有さず減速は電気指令式の空気制動によって行われる 。また駅発車時・到着時にはミュージックホーンを鳴らすが、これにはJR東日本の特急型車両と同じものが採用された。40形は営業運転から今日に至るまで上野動物園内の移動手段として親しまれている。

 2014,01,05 上野動物園東園〜上野動物園西園