5000系
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 相鉄初のカルダン駆動車であった5000系の下回りを流用し1972年以降に新造したアルミ車体に載せ変えた5100系を、1988年以降に再度VVVFインバーター制御車両に改造して再び5000系に改番したものである。車体は1970年当時製造の進んでいた2100系に準じたものであり、後に製造される7000系とも類似しているが、こちらは前面のライトケースが7000系よりも内側にあり、運転台窓も若干小さくなっている。また、側面の帯も7000系のものより若干太く、更にグローブ型ベンチレーターが取り付けられている点も外観上の違いとなっている。インバータ制御装置は同じく改造車の3010系同様に東洋製のものが搭載されている。車内は5000系改番時にリニューアルがなされ、新たに地図式案内表示器が設けられた。尚、5100系としての登場時から窓は押しボタン操作で自動で開くものが採用されているが、これは相鉄のみならず日本では初採用の技術である。元々の5000系が20両であったことからこちらも終始20両のみの陣容で、近年は10連2本に組成されて主に優等運用に使用されたが、10000系の増備に伴い2005年に10連1本が廃車され、残る1本も一時期は保留車となっていたが後に運用復帰。以前と変わらず優等運用主体に活躍していたが、2009年2月のさよなら運転をもって引退した。

 2008,09,02 上星川