1100系
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 1000系車両のうち、元西武501系だった第5編成以降(釣り掛け駆動)の車両の置き換えと冷房化によるサービスアップを図るために1989年に登場。親会社である西武鉄道の701系を譲り受けた。譲渡に当たり、編成の4→3連化や三島方先頭車両の電動化、一部機器の交換やATS設置に伴う一部座席撤去などの各種改造が行われているが、原型は比較的よく留めている。1990年までに元西武車の1000系と同本数の3連3本が竣工し、伊豆箱根鉄道の車両としては数少ないオールロングシートの車両として重宝されていた。しかし車両の製造から40年近くがたち老朽化が進んだことから西武鉄道より新101系を譲渡した1300系によって順次置き換えられることとなり、最後の1本が2012年6月に運用を離脱したことで形式消滅となった。尚、最後まで残った1本は2011年より引退記念として従来の所謂「赤電」が纏っていた旧塗装に塗り替えられており、最期の花道を飾った。

 2007,04,02 修善寺