雪1形
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 1949年登場。当時廃車が進んでいた木造単車40形の電装品を流用し、札幌市交通局の車両工場にて製造されたロータリーブルーム式除雪車であり、所謂「ささら電車」と呼ばれている車両の1つである。「ささら電車」の名の通り、前面に木製のドラムに竹のささらを付けたブルームが取り付けられており、それを車輪と逆方向に回転させることによって軌道の雪をかきわける仕組みになっている。このため走行用の電動機とは別にブルーム稼働用の電動機も搭載されている。この竹は強度もよく充分に除雪能力がありながら、アスファルトなどを傷つける事がないために採用され続けていると言われている。現在の車体塗装は全て黄色と黒のゼブラ模様であり、大雪など視界が定まらない状態でも認識しやすい姿となっている。製造当初は木造であったが、1969年に一部の車両が鋼体化改造を受けて現在の姿になっている。全部で8両が在籍していたが、大半の車両は路線縮小と共に廃車され、近年まで現役で使用された車両は4両のみであった。しかし新雪10形の登場に合わせて雪4号車が廃車されており、現在は鋼体化改造を受けた3両の陣容となっている。除雪に特化している車両であることから夏場は車庫で待機が続くが、冬場の降雪時には後継の雪10形と共に除雪用に使用される。尚、木造のまま1971年に廃車された雪8号車は札幌市交通資料館に静態保存されている。

 2007,11,25 電車事業所(公道より撮影)


■Variation
 最後まで原形の木造車体をとどめていた雪8号車。小豆色とクリーム色のツートンカラーを纏っている。札幌市交通資料館に静態保存されており、往年の雰囲気を今にとどめている。

 2014,06,28 札幌市交通資料館