6200系50番台
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 6200系のうち50番台は、1982年から製造された界磁チョッパ制御車の8200系を、2013年から2015年にかけて機器換装、車体リニューアルを施した際に改番のうえ6200系に編入したものである。車体そのものは8200系時代と大きな変化はないが、外観上は排障器や電気連結器の新設、編成中の集電装置が4基から3基に減少した点が変更点として挙げられる。元々8200系時代は他形式と連結することはなかったが、電気連結器の新設により6000系や6300系とも併結が可能となり、ラッシュ時にはそれらを連結しての走行も見られるようになった。走行機器類の換装により、制御方式はIGBT-VVVFインバーター制御方式となり、8000系の機器類に準じたものに改められた。本系列は元々4M2Tの6連を組んでいたが、機器換装に際して1両の電装解除がなされており、結果としてMT比は1:1になった。車内は既存の6200系リニューアルに準じた改造がなされており、化粧板や床材、座席モケットが取り替えられた他、扉鴨居部にはLED式の車内案内表示器や開閉予告灯が追設された(車内案内表示器は千鳥配置)。また、各車とも車椅子スペースが1か所新設されている。前述のとおり2015年までに3本ともリニューアル及び車番変更が行われ、この時点で8200系という形式は消滅している。現在も他車に伍して主力車両の一翼として活躍している。

 2019,05,04 新今宮


2021/02/27