KD10形
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 1995年の動力内燃化後に輸送力増強を目的として登場した。元名古屋鉄道のキハ10形であり、その内製造時より冷房化されていた2両(キハ15・16)がくりはら田園鉄道に譲渡された。譲渡後の変更点は特になく、塗装も名鉄時代のままであった。車内がロングシートなので主にラッシュ時の通学輸送列車に使用され、この他に一時期運転された臨時快速列車にも充当された。しかし、輸送人員の減少に伴い晩年は予備車となり殆ど運用には就かなくなった。最末期には数日間臨時運転を行い、そして終焉を迎えた。その後も若柳に留置されており、KD11号車は可動状態で整備されており、復活運転を行った実績もある。KD12号車は検修庫内で留置された後、2017年に若柳駅構内に整備された「くりでんミュージアム」の検修庫内にて静態保存されている。

 2007,03,26 若 柳