キハ10形
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 加悦鉄道のキハ10形は1980年に国鉄を廃車されたキハ10-18を譲受したものである。キハ10形は1955年から1957年にかけて70両が製造された両運転台、トイレなし一般型気動車であり、加悦鉄道に譲渡されたキハ10-18は1956年に帝国車輌にて製造されている。元々トイレなしで製造された車両であることから譲渡に際してはほぼそのままの状態となっており、塗装も国鉄時代と同一のツートンカラーを堅持している。キハ10形は1980年12月に営業運転を開始し、以降は路線廃止まで基本的にはキハ08形との2両体制で旅客運用に従事した。廃線後は加悦SL広場にて静態保存されており、塗装も当時の塗装を維持している。因みにキハ10形は鹿島臨海鉄道や水島臨海鉄道など複数業者に計12両が譲渡されており、譲渡された車両の中では現在も動態保存1両(南部縦貫鉄道キハ104)を含めて3両が静態保存されているが、国鉄色を纏っている車両は同車のみとなっている。

 2013,07,20 加悦SL広場


2016/10/23