5000系
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 1994年登場。老朽化しかつ非冷房のまま存置されていた1000系列の置き換え用に製造された、2000系の後継となる車両である。車体こそ2000系に酷似しているが、下回りは大幅に変わっており、神戸電鉄としては初めてVVVFインバーター制御方式を採用し、1000系以来となる回生ブレーキも再び備え付けられた。また2000系では1両付随車が存在していたがこちらは全電動車へと戻り、また定速運転機構を備えている点や当初より4ノッチ対応となっていた点が特徴となっている。このため当初は優等運用で同車が限定使用されるものも存在したが2001年に解消されている。車内は2000系に準じてはいるものの、こちらでは新たに車椅子スペースや車内案内表示器が設けられ、よりサービスレベルが向上している。1998年までに4連10本の40両が製造され、大半の非冷房車を置き換えて一躍神戸電鉄では最も本数の多い車両へと成長した。2002年以降にはワンマン化改造も施行され、現在も全車両が主力車両として活躍している。

 2008,03,07 鈴蘭台


■Variation
 新型車6000系の導入に合わせて限界測定を行う5000系。車体側面に貼り付けられたスポンジが特徴的である。このように新型車導入に際してはこの5000系が影の功労者となっている。

 2008,03,07 鈴蘭台
 粟生線活性化協議会での取り組みの一環により、ラッピングトレイン「HAPPY TRAIN☆」となった第1編成。神戸芸術工科大学の学生によるイラストが描かれている。なお、5000系は2016年から2020年まで前照灯のLED化が始まっているが、先行的に換装されたのがこの編成であり、1年以上における試用の後、本格的に導入されることとなった。

 2018,01,02 鈴蘭台

2018/01/05