1070形
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 1974年登場。編成両数の増加に対応し、編成の自由度を高めるために投入された増結用車両である。増結用車両としては既に1050形及び1300形が登場していたが、本形式では新たに本線上にて増解結を行う事が考慮された。本線上における増解結は粟生線で開始され、朝ラッシュ時には小野方面から来た3両編成の電車に押部谷駅で1両増結して新開地方面へ、夕ラッシュ時には逆に新開地方面からの4両編成の電車を押部谷駅で1両切り離し残る3両が小野方面に向かうというもので、同じく電気連結器を追加搭載した1100形と組んで使用された。尚、この運転に対応した車両は後に増加し、更に編成も5連に増強され増結駅が志染駅へと移転している(ただし2009年に廃止)。前述の通り本線上での増解結を前提として設計された事から車体は1050形のように簡易運転台付きの片運転台ではなく、編成の両側に正式な運転台が取り付けられたことで両運転台となり、更に電気連結器を取り付ける事によって連結作業を簡易化した。また当時は既に3000系も登場しており、その設計を取り入れた結果1000系列では初となる3扉車体となった。1976年までに6両が製造され、当初は増結運用に使用されたが、車両の動向により他形式と恒久的に連結する車両も現れた。1985年には冷房化改造車も登場したが、これは1000系列では初めてのことである。半数の車両は引き続き増結用車両として残されたが、2009年の増結運用廃止後に廃車となった。冷房化・固定編成化された3両が残されたが、2016年に更に1両が廃車され現在は2両が残る。ただし1076号車は2018年にリニューアルが施され、今後も継続使用が見込まれる。残存車は現在も他車と連結の上、冷房化・ワンマン化がなされて使用されている。

 2008,03,07 鈴蘭台


■Variation
 最後まで単車走行が可能なまま残された1075号車。その為車両冷房化が2004年と最も遅い。最初に冷房化改造された1076号車と比べ、実に19年もの違いである。

 2008,03,07 鈴蘭台