2430系・2444系
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 1971年登場。大阪線における3両編成での運用が増大したことを受けて製造された通勤型車両で、当初は既に製造が開始されていた2410系(2両編成)の3両編成バージョンと言う位置づけであった。2600系等とは異なりロングシートであり、製造当初は非冷房であったが車内にはラインデリアを備えていた(冷房化は1979年以降順次施行)。なお、基本的には2M1Tの3連を組んでいたが、2本は平坦区間専用に1M2Tに組成されていた。製造時は全車3連を組んでいたが、後の編成組み替えにより2連と4連の編成も現れている。更に大阪線の3連運用が減少した1989年以降は1480系や1810系の中間付随車を連結して4両編成となる編成、更には1200系と編成を組むものも登場した。1988年から1994年にかけて車体更新、1998年から2009年にかけては更にB更新工事も施行されており、製造から50年がたった編成もあるが今後とも活躍が続くものと思われる。尚、更なる編成替えに伴い1480系由来の中間車は廃車されている他、大阪線から名古屋線へと転属した車両も存在する。因みに3連2本が2006年以降にワンマン化改造が施されており、2444系と形式が分けられている。

 2008,08,11 伊勢中川


■Variation
 2430系のうち2本は中間に1810系サ1970形を連結した4連を組んでいる。なお、かつては1480形サ1550形を連結した編成も存在していたが、1998年までに廃車されている。

 2022,07,17 伊賀神戸
 2006年から2007年にかけてワンマン化改造された2444Fと2445Fは形式が分けられて2444系となった。いずれの編成も元々1810系の中間付随車を連結した4両編成を組み大阪線で使用されていたが、1810系中間付随車を他編成に組み込むことによって3連化された上でワンマン化改造・B更新が施行され、名古屋線へと転属している。鈴鹿線や湯の山線でワンマン運転が行われているが、通常の名古屋線の運用にも使用される。

 2009,03,19 近鉄四日市
2022/07/17