コ11形
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 2000年、老朽化した先代のコ1形を置き換えるべく近畿車輛で製造された宝山寺1号線の車両。同時に製造されたコ15形と共に生駒山上遊園地へのアクセスを押し出したデザインとなっており、コ11号車がブルドッグを模したデザインで「ブル」、コ12号車が三毛猫を模したデザインで「ミケ」という愛称が付けられている。いずれも奇抜なデザインではあるが、空調にラインデリアを設け、上部にも窓ガラスが取り付けられるなど、設備面・明るさに関しては従来車よりも大幅に向上している。また、車内保温を目的に、一部扉にはドアボタンが設けられている。宝山寺線では通常運転においてこのコ11形が使用されており、登場から一貫して主力車両として活躍している。因みに、途中で「ブル」「ミケ」がすれ違う時には互いの鳴き声を発するというパフォーマンスもなされているが、宝山寺線は通勤通学でも使用される路線であり、ラッシュ時にはそれを行わない。

 2009,03,15 鳥居前〜宝山寺


■Variation
 コ12号車。三毛猫を模したデザインで「ミケ」という愛称が付けられている。

 2009,03,15 鳥居前〜宝山寺