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2024年登場。製造から50年以上経過した3500形の置き換え等を目的に導入された車両である。京成線は殆どの線区で6両または8両を基本としているが、金町線のみ京成金町駅の有効長の関係から4両編成しか対応できず、故に固定編成での置き換えのみならず、2両単位で両数を変更可能が新造車両の導入が求められた結果、本形式が導入されている。車体は軽量ステンレス製で、3000形以来の日車式ブロック工法を踏襲している。前面デザインは3100形の意匠を継承しつつ京成本線系統で用いられることから赤と青を配しており、貫通扉を中央に設け中間連結時に車内の通り抜けが可能なようになっている。正面は青色が上部に配されかつ面積が広く、かつての千葉急行の車両のような印象を受ける。2両単位で編成の組み換えが可能となっているが、組み換え時の効率性向上を目的に、京成では初めて電気連結器が採用されており、排障器もそれに合わせた形状となっている。なお、車両番号は3000形以来ハイフンを用いた車両番号がつけられていたが、組み換えを前提としていることから本形式では3500形やかつての赤電と同様の付番方法がとられている。側面は赤と青のラインが配されているが、既存の車両と異なり窓下は赤帯のみで、青帯は上部にのみ配されており、1990年代初頭に3500形等でみられた暫定配色を彷彿とさせる。種別・行き先表示器はフルカラーLEDで、次駅案内の他途中駅から種別等が変更になる際の表示にも対応した。車両性能は3100形に準じており、制御方式も同様にハイブリッドSiC-VVVFインバーター制御となっている。なお、全電動車となっているが2両のうち1両は0.5Mとなり、実質的な電動車比率は4両編成の場合3:1となる。主幹制御器はワンハンドルマスコンハンドルで、前述のとおり正面に貫通扉が設けられている構造となっていることから、モニタ装置は同じコンソールに納められている。走行機器類や空調については常時モニタリングされており、故障時における対応の迅速化が図られている他、車両の連結状況に即応した車両管理が行われている。上部にもモニタが設置されており、非常通報装置と連動して監視カメラ画像が出力可能な他、将来的なワンマン運転に備え車載カメラ(準備工事済)との連動も想定されている。車内はオールロングシートとなっている。荷物置き場兼用の折り畳み椅子やハイバックシートは採用されていないが、クッション性の高い片持ち式バケットシートが採用されている。座席モケットは通常部が青系、優先席が赤系の配色となっており、東京都・千葉県をそれぞれイメージしたソメイヨシノと菜の花の柄が描かれている。一部車端部や乗務員室背後はフリースペースとなり、座席がなくなった反面モケット付き腰当てがあてがわれている。車内案内表示器は3100形と同様の2画面表示の液晶表示器となった。また3100形同様の自動放送装置を京成本線系統の車両では初めて搭載し、完全自動放送に対応している。3200形は先行して2両1ユニットと4連1本の6両が導入され、この6両を組成した状態で2025年2月から営業運転を開始した。4両、6両のみならず8両編成の組成にも対応しており、今後も既存車両の置き換えを目的とした増備が計画されている。
2025,03,23 船橋競馬場 |