キハ2300形
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 2000年登場。キハ2100形やキハ2200形に次いで、キハ300形等の在来車両を置き換える目的で製造された車両である。片運転台車であるキハ2100形の増備型車両という位置づけであり、それ故車体や車内はキハ2100形の後期車に準じているが、運転台部分の側面に小窓が設けられている点が外観上の変更点となっている。また、制動方式には電気指令式ブレーキが採用されているが、これは関東鉄道では初採用であり、本形式の特徴点といえる。ブレーキ機構の刷新により、併結可能な車両は本形式同士及び後に登場するキハ2400形以降の新造車両に限られており、キハ2100形以前の既存車両とは併結運転が行えない。また、電気指令式ブレーキの他に変速直結段全自動切替の変速機を新たに採用する等、走行機器類においては更なる近代化が図られている。キハ2300形は2002年までに2連5本の10両が製造されたが、最終増備車両はドア鴨居部のLED式案内表示器を標準装備し、製造時からワンマン運転に対応するなど、水海道以南のワンマン運転を見据えた設計となっている(現在は全車両改造済み)。関東鉄道ではキハ2100形に次いで両数が多い車両であり、日中の運用は縮小傾向にあるものの、水海道以南ではキハ2100形と共に主力車両として活躍している。

 2013,12,21 水海道


■Variation
 新塗装化されたキハ2300形。キハ2100形に比べ新塗装化の波及が遅かった同形式も、着実に新塗装化が進んでいる。

 2021,12,12 水海道車両基地

2021/12/12