キハ2000形
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 1997年登場。老朽化した元江若鉄道の気動車を置き換える為に製造された車両で、現在のところ竜ヶ崎線では最新の車両である。当時常総線で製造されていたキハ2100形をベースとしているが、こちらは単行での使用が前提となっていたことから両運転台構造となっている。また他の竜ヶ崎線車両と同様、竜ヶ崎方は右側しか扉が開かないことから竜ヶ崎方のみ運転台が右側に設けられている。ただし両側に扉はついており、その点は常総線車両と同等となっている(側扉は竜ヶ崎線の車両として初めて両開きとなっている)。なお、竜ヶ崎線は佐貫〜竜ヶ崎間の折り返し運転のみを行っていることから側面には行先表示器が設けられず、前面の表示も方向幕表示に類似したものながら固定されたものとなっている。車内はロングシートで、竜ヶ崎線の車両として初めて冷房装置や車いすスペースも設けられ、サービスレベルの向上に寄与している。因みに力行区間の短い路線特性ゆえ、機関回転を高めてサービス電源の一定供給ができるようになっている。ホームの嵩上げはなされておらず、常総線車両と異なりドアにはステップが取り付けられている他、運転台後部は車いすスペースがある他に自転車を置けるスペースが確保されている(関東鉄道では竜ヶ崎線のみサイクルトレインを運行している)。キハ2000形は2両が製造されており、前述のとおり同車竣工を以て元江若鉄道車であるキハ520形・530形を撤退へとおいやった。現在の竜ヶ崎線はキハ2000形2両・キハ532形1両の陣容で、基本的にはキハ2000形の単行、ラッシュ時には2両連結にて使用されており、竜ヶ崎線の主力車両となっている。

 2005,08,14 佐 貫〜入 地★


■Variation
 2014年より龍ケ崎市のマスコットキャラクター「まいりゅう」のラッピングが施されているキハ2002号車。「まいりゅう号」の愛称がつけられており、現在のところ、基本的に毎週日曜日には終日運用に就くようになっている。

 2017,08,12 竜ヶ崎
 2017年6月に新塗装へと改められたキハ2001号車。塗装は常総線に在籍するキハ2200形の塗装変更車やキハ5000形と共通のものとなっている。

 2021,12,12 入 地〜竜ヶ崎
2021/12/12