1300型
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 1947年登場。戦後混乱期における輸送力の確保を目的に製造された車両で、戦後初めて製造された大型ボギー車となった。全長13.6mと1000型よりも大型化されており輸送力向上に貢献したが、物資が不足していた時代に製造された車両であり、製造当初は比較的簡素化された車両も存在していたようである。当初は3000型という形式がつけられていたが、翌年に1300型へと改番されている。1947年中に一挙に30両が製造されており、前述の通り大型車体を駆使することで復興期の輸送に一役買っている。尚、1300型と同形の車両は大阪市電や西鉄にも導入されており、同車は戦後間もなくの時期を代表する車両と言っても過言ではない。1961年以降には車体更新が行われ、ウィンドヘッダーの一部撤去や戸袋窓にHゴムが用いられるなど体質改善がなされた。ただし同車はワンマン化対応はなされず、路線縮小と同時に廃車が進み1971年までに全車両が廃車された。尚、ツーマンのまま存置された車両の中では最も遅くまで活躍した車両となっている。現在は1311号車が市電保存館に静態保存されている。

 2012,08,25 市電保存館


■Variation
 2013年のリニューアルと共に、塗装変更の施された1311号車。登場当時の塗装である、水色と白のツートンカラーを基調としたものに塗り替えられている。

 2014,02,16 市電保存館