1300形
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 2007年登場。琴電では、冷房化の遅れていた志度線と長尾線の冷房化を推進すべく、先ず長尾線の車両大型化によって18m級の冷房車を新規に投入し、それにより捻出された600形を志度線に転属させることで、各線の完全冷房化を図ることになった。この際、京急から廃車となった車両を導入することになるが、それまで1200形として投入していた元京急700形が底をついたため、不足分は代替として1080形以来となる元京急1000形を投入することとした。その背景で導入された車両が1300形である。前述のとおり琴平線の1080形と同じく元京急1000形であり、車体形状は類似しているもののそれ以外の点は両者間で大きく異なるものとなっている。まず、1080形が1959〜1960年に製造されたグループであったのに対しこちらは1971年以降に製造された新製冷房車が種車となっており、冷房装置が集中式となっている他主電動機の出力が向上しており、更に台車には空気バネ台車が採用されている(琴電の車両では初の空気バネ台車装備となっている)。また、従来の琴電の車両は旧性能車との連結を考慮して主幹制御器やブレーキ方式が交換されていたが、その必要がなくなったことから1300形は京急時代のものをそのまま使用している。塗装は長尾線用の車両であることから、全面ラッピングが施された車両を除いて白と緑のツートンカラーになっており、更に方向幕も京急時代同様黒地のものが採用されているため、1080形とは印象が異なる。車内のレイアウトは1080形と大差はないものの、こちらはモケットがオリーブ色に変更されている他、吊り革形状や優先席付近の吊り革色の変更、車椅子スペースの新設などが差異点となっている。1300形はまず2007年に2連2本が竣工し、営業運転の開始を以て琴電の通常運転における完全冷房化を実現した。次いで2011年には更に2連2本が譲渡されたことで、現在は4編成の陣容となっている。登場時から専ら長尾線に使用されており、600形や1200形と共に活躍している。

 2013,12,28 片原町