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2010年登場。JR東日本では、キハE200形ハイブリッド気動車の営業運転における試用を元に、新たにキハE200形で培われたシステムを採用したハイブリッドタイプのジョイフルトレインを開発して3地区に投入する事とした。これがHB-E300系であり、このうち青森地区に導入された車両には、青森県の木に指定されている「あすなろ（ヒバ）」に因んで「リゾートあすなろ」という愛称が付けられた。「リゾートあすなろ」はHB-E301形（トイレ・洗面所を設置）とHB-E302形の2両で1編成を組んでおり、車体デザインは他のHB-E300系土同一であるものの、カラーリングはねぶた等の祭りを表す赤・下北半島の菜の花を表す黄色・森林をイメージした緑の3色を主体としており、沿線のイメージを反映させたものとなっている。車内はリクライニングシートが展開されており、乗務員室背後は展望スペースを備えたフリースペースとなっている。LED式の車内案内表示器の他前面展望などを映し出す液晶表示器も備え付けられている。これら車内は信州地区に配置された「リゾートビューふるさと」とほぼ同一の仕様となっている。「リゾートあすなろ」はHB-E300系では唯一2本が配置されており、2010年12月の東北新幹線延伸開業時より新青森〜蟹田間の「リゾートあすなろ津軽蟹夫」（一部期間は蟹田〜三厩間延長の上「リゾートあすなろ竜飛」に変更）、新青森〜大湊間の「リゾートあすなろ下北」で使用されており、新青森〜青森間は2列車が連結して運転する。同車の運転開始により、それまで大湊線で使用されていたキハ48形「きらきらみちのく」は置き換えられ、新たに八戸線へと転用されている。同車は五能線の「リゾートしらかみ」共々東北新幹線に連絡する観光列車の一翼を占めており、津軽線・大湊線のフラッグシップとして活躍している。 2012,11,10 尾久車両センター |