DE11形2000番台
トップページ鉄道写真図鑑ディーゼル機関車>DE11形>DE11形2000番台
DE11形:0・1000番台・2000番台
 1979年登場。入れ替え時の騒音を低減することを目的に製造された入れ替え用ディーゼル機関車である。防音対策を施した試作車としては既にDE11形1900番台が在籍していたが(既廃車)、本系列は横浜羽沢駅などの住宅街の近くにある貨物駅での入れ替えを前提に造られたため、台車周りをカバーで覆う、ラジエーター放熱ファンを低騒音型に変更するなど、従来の車両に比して徹底した防音対策がなされている。尚、ラジエーター自体も大型化されており、それを取り付けている為車体長は他のDE11形に比べて2500mm長くなっており、取り付けられたカバーと相まって極めて異彩を放っていると言えよう。4両が製造されて新鶴見機関区に配置され、基本的には相模貨物駅や横浜羽沢駅、更には梶ヶ谷貨物ターミナルなどの神奈川県内の貨物駅を中心に使用されている。尚、製造当初は全車他のDE11形などと同じ塗装であったが、2007年以降は車体更新車と同じ塗装へと塗り替えられている。尚、本番台はJR貨物に継承されているが、JR貨物に継承されたたDE11形は2000番台のみとなっている。

 2011,08,22 八王子