485系
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 2007年登場。長野車両センターに在籍していた和式客車「浪漫」を置き換える目的で、新潟車両センターに在籍していた485系6両を改造したジョイフルトレインである。種車となった485系は、元々快速「くびき野」に使用されていた4連2本で、「くびき野」の6連化に伴い余剰となっていた。このうち4連1本に電動車ユニットを加えた6両が改造対象として選定され、余剰となった制御車2両はこの時点で廃車されている。既存の485系ジョイフルトレインとは異なり、同車は種車の車体を活用しており、大幅な改造は加えられているが種車の面影を残している点が特徴である。中央本線に存在する狭小トンネルへの走行が求められたことから、上部にある前照灯は撤去され、あわせて前照灯・尾灯は全て運転台下部に移設されており、愛称表示器は40インチ液晶ディスプレイへと改められている。とりわけライト配置は他に例を見ない独特なものとなっており、漫画のキャラクターとして例えられることもある。塗装は窓回りを白、袖部分がベージュに塗装されているが、上部に関しては車両ごとに長野県ゆかりのテーマカラーが設定され、各車とも異なる色となっている(ふじいろ、ときいろ、こきくちなし、びゃくぐんの4種類)。車内は大きく3種類に分けられ、両先頭車が3列配置のリクライニングシートが1200oピッチで展開し、団体運用を考慮し車端部には談話室や冷蔵庫、前面展望を映し出せる液晶表示器等が設けられている。中間車は4号車がフリースペースとしてサロン調の内装となっている他は、「リゾートしらかみ」でみられるような簡易個室となっており、個室部分は座面をスライドさせてフルフラットにすることができる。更に3号車には簡易個室の他にパウダールームやマッサージチェアも設けられており、他のジョイフルトレインにはあまり見られない設備も特徴の一つといえる。「彩」は2007年1月に営業運転を開始しており、当初は交直流車両である特性を生かし、青森や金沢へも貸し切り運用として入線した実績がある。この「彩」は、制御車がいずれも北海道での走行を主眼に開発された1500番台から改造されており、現在では唯一残った稼働状態の1500番台を出自とする車両であり、貴重な存在である。尚、当初の車番は元の車番から等級を変更した(ハ→ロ)だけであったが、2015年になり信越本線の一部区間が第3セクターに移管され、それにより交流区間への乗り入れ機会が激減したことから交直流切り替え機能を直流側に固定しており、それに伴い車番が元番号+4000となっている。

 2015,02,21 大 網