201系
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 試作車が1979年、量産車が1981年に登場。101系の置き換えを目的に製造された、国鉄では301系以来13年ぶりとなる新形式の通勤型車両である。従来通りの鋼製車体ではあるが、前面は高運転台で窓下に黒いパネルがはめ込まれた所謂「ブラックフェイス」となり、印象が大きく変わっただけでなく他社の車両にも採用されるなど大きな影響をもたらした。制御方式はそれまでの抵抗制御方式から刷新されて電機子チョッパ制御方式を採用。更に回生ブレーキも採用されたため、登場当時は「省エネ電車」と評された。また乗り心地向上のため、台車や主電動機などは新設計のものが採用されている。車内はロングシートとなっているが、袖仕切りが新たに設けられたほか送風装置にラインデリアが採用されている。この内装は後の205系にも引き継がれ、JR初期までの標準となった。尚、試作車に関しては車内にポールが設けられていたが、量産車には採用されず後に撤去されている。201系はまず中央快速線と総武緩行線、ついで京阪神緩行線に投入されたが、チョッパ制御装置のコストが割高であり、結局1018両の製造に止まり以降は205系が製造されることとなった。尚、後期に製造された車両はコスト削減から車体工法が変更されている。東中野事故で9両が廃車となった他は21世紀まで全車現役で使用されてきた。JR東日本ではとりわけ中央快速線で長い間「顔」として活躍してきたが、E233系の製造にあわせて2005年より廃車が始まり、2011年までに全ての編成が運用を離れた。因みに4連1本が一時期ジョイフルトレイン「四季彩」となっていた。JR西日本の車両も321系の登場で京阪神緩行線を追われたが、こちらは体質改善工事が施行されたことで全車他線区へ転出した。その後323系の投入に併せて大阪環状線からも追われたが、これに際し2018年よりJR西日本の201系も廃車が始まり、2020年の時点では6連22本が奈良電車区のみに在籍する。奈良線、おおさか東線では現在も主力車両として活躍しているが、東海道・山陽線への225系の増投入による車両転配により221系に置き換えられることが予定されており、奈良電車区での置き換えを以て201系の活躍には終止符が打たれることとなる。

 2009,10,03 東 京


■Variation
 中央快速線で使用されていた201系のうち、分割編成の中間に入る車両の姿。当初は種別板を入れる枠が用意されていたが、廃車が近くなるにつれて取り外され、青梅・五日市線に配属された車両に近い姿となった。分割編成の中でT編成に分類された車両は、E233系と連結位置が異なる事から通常時は分割運用はなされず、このように諏訪湖花火大会輸送に際して活路を見いだすのみとなっていた。

 2007,08,15 上諏訪
 スカイブルーの201系が活躍した京葉線。2000年以降中央・総武緩行線から転入した車両が在籍した。それまでは西日本でしか見られなかった塗装が東日本でも見られるようになるという事で転属当初は大きな話題となった。103系を置きかえ、特に分割編成による成東・勝浦までの長距離運用が存在したことが特筆される。2011年6月まで現役で、JR東日本最後に201系が活躍する線区となった。。

 2008,02,21 舞 浜
 その京葉線201系も一時期車両本数が増加したことがある。埼京線の205系の事故を契機に205系の車両転出が発生し、その穴埋めを行うべく中央快速線で運用離脱した201系貫通編成が一時期京葉線に編入されたのだ。当時からのシングルアームパンタグラフで異彩を放ったが、E233系登場を前に早々と運用を離れてしまった。

 2007,02,28 海浜幕張☆
 オリジナルのスカイブルー塗装が見られていたのはJR西日本の京阪神緩行線である。こちらはスカートが黒くなっており、車番が付けられていたことが特徴的であった。321系の増備により2007年には撤退している。

 2003,06,01 京 都★
 京阪神緩行線を追われた車両は順次体質改善工事を施工の上、大阪環状線に活路を見いだした。先の京葉線と同じく、それまでは東日本でしか見られなかったオレンジバーミリオンの201系が西日本でも見られるという事で話題となったが、体質改善工事の為印象が変わっている。

 2008,08,07 福 島
 現在JR西日本に在籍している201系は行き先表示器のLED化が行われており印象が変わっている。尚、森ノ宮電車区の201系は323系への置き換えが進んだことから、2019年6月を以てラッピング車両を含めすべての編成が運用を離脱した。東海道・山陽緩行線からの転属時とは異なり、一部の編成が奈良電車区に転出した以外はそのまま廃車されている。

 2013,03,11 福 島
 次いで201系は奈良電車区にも転属する車両が現れた。今まで201系はウグイス色には塗装されたことがなく、2006年にして初めてお目見えすることとなった。103系同様白い警戒帯が入れられているが、103系のものより細くなっているのが特徴。大和路線だけでなく、おおさか東線の主力車両としても使用されている。

 2008,03,15 放 出
 USJラッピングが施された201系。従来103系が担っていたUSJラッピングだが、現在は201系がその任にあたっており、103系時代にはないラッピングを含め、引き続き多彩な姿を披露していた。ラッピング編成も2019年に全て運用を離脱しており、転属することなくそのまま廃車されている。

 2013,03,11 大 阪
2020/12/21