125系
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 2003年登場。小浜線の電化開業に際して同線用の車両として製造された車両で、JR西日本の新製した車両では唯一、1両単行でも走行可能な電車である。車体は223系と同様の軽量ステンレス車体であるが、貫通扉が常時幌付きになり片側2扉(ただしはじめから中間に扉を増設することが可能な設計になっている)である点から、そのスタイルは大きく異なるものとなっている。制御方式はIGBT-VVVFインバータ制御方式であり、単行での使用を前提としていることから機器が二重化されており、万一の故障時にも走行不能とならないように対応した形になっている。車内は転換クロスシートとロングシートを組み合わせたセミクロスシートで、登場当初は全車クロスシートは1+2人掛けであったが、着席定員に難があることから小浜線用の車両のみ後に2+2人掛けに換装されている。また車椅子スペースや車椅子対応トイレは当初から備わっており、バリアフリーに対応した仕様となった。また、当初からワンマン運転を前提としている為、ワンマン運転用の機器は当初から取り付けられている。当初は小浜線用に8両が製造された後、加古川線電化・北陸本線直流化の際にも追加投入されており、現在では18両の陣容となっている。小浜線は113系や521系が撤退したことにより独擅場となり、加古川線でも西脇市〜谷川間は輸送力が低いことから原則本形式のみの運用で、共に主力車両として使用されている。

 2008,03,07 厄 神


■Variation
 小浜線や北陸本線で使用される125系。加古川線用の車両とスタイルに大きな変化はないが、こちらは座席が2+2配置へと増設されている。

 2009,03,13 敦 賀