ホハフ1型
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 ハフ1型と共に尾小屋鉄道に在籍していた客車で、7両が在籍していたがいずれも三重交通からの譲渡車両で占められている。ただし三重交通自体複数の会社が合併したものであり、元々はホハフ1が三重鉄道、ホハフ2・5が四日市鉄道、ホハフ3・6が中勢鉄道、そしてホハフ7・8は北勢鉄道で製造された車両がそれぞれ三重交通に編入されたものと、種車の間でも経歴に差異が生じている。尾小屋鉄道譲渡後に外板へ鉄板を張り付ける車両も存在したが、一部車両は別に車体更新が施行されており、車体更新を受けた車両はHゴムを多用する等近代的な外観になり、鉄道廃線時まで増結用に使用された。1977年の廃線後はホハフ7が尾小屋駅跡で、ホハフ3・ホハフ8が粟津公園で保存されている(尚、ホハフ3・8は当初山中町に静態保存されていた)。いずれも動態で保存されており、特に粟津公園に保存されている車両は時折キハ1またはDC121によって牽引される姿を見る事が出来る。

 2011,08,03 児童会館前(なかよし鉄道)


■Variation
 1921年に製造されたホハフ3。三重交通の中でも中勢鉄道が製造した車両である。ホハフ8が3枚窓であるのに対しこちらは2枚窓であり、車体更新が行われた後も外観の違いが見て取れる。尚、この車両のみ台車の形状が他車とは異なっている。

 2011,08,03 児童会館前(なかよし鉄道)