キハ1形
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 1937年に日本車輛で製造された尾小屋鉄道初の気動車である。当初からディーゼル動車として製造された他2両の気動車とは異なりこちらはガソリン動車として製造されており、粘着力を増強させるために偏心台車を採用していた点が特徴的である。気動車が3両出揃った後の1953年にはディーゼルエンジンへと換装されており、1977年の廃線まで主力車両の一つとして活躍した。廃線後は粟津公園に保存されたが、同地への保存後に雪害で屋根を破損し、その修復の際に前面が切妻型となり現在のスタイルとなった。また、動態保存に際し機器類の調達が困難になっていたため、変速機はそれまで機械式であったものが液体式に改められている。このように現役時代とは変わってきている面も多いが、それでも動態で残されている貴重な軽便気動車であるという事実に変わりはない。

 2011,08,03 児童会館前(なかよし鉄道)


■Variation
 逆側はテールライトが2つ装備されている。

 2011,08,03 児童会館前〜なかよしの森(なかよし鉄道)