DD902形
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 1968年に1両のみ登場。鉾田線の車両としては唯一関東鉄道時代に自社発注された車両で、国鉄DD13形をベースとした機関車である。性能や外観はまさに国鉄DD13形のそれであり、後にDD13形を導入した後も共通運用を組むことが出来た。登場時から主に貨物運用に従事しており、DD13形導入後もジェット燃料輸送の主力車両として活躍してきた。2002年の貨物輸送廃止に伴いDD13形が輸出されたあとも鹿島鉄道に留まり、その後は工事列車やイベント列車として細々と走った。尚、もともとは茶色に白帯を巻いた姿だったが2005年秋には朱色ベースの色に塗り替えられており、注目を浴びた。廃線を前に日本製鋼室蘭製鉄所に譲渡されており、廃線の日を迎えることなく次の鉄路を歩むこととなった。

 2005,08,14 石 岡★