DD900形
トップページ鉄道写真図鑑鹿島鉄道>DD900形
 1958年竣工。もともとは1955年に日本車輌で製造された国鉄のロッド式試作ディーゼル機関車DD42 1号機である。国鉄時代は名古屋地区での入れ替えを中心に使用されたが、数年も経たずに日本車輌に返却され、それを関東鉄道が譲り受けた。当初は常総線で使用されたが、1974年に鉾田線に転属となった。以後は主に榎本までのジェット燃料輸送に従事したが、老朽化に伴い1988年にDD13に置き換えられて廃車された。その後は石岡駅に留置され、しばらく後に常陸小川駅まで移送の上保存された。特徴ある車体から「カバ」の愛称を持ち、常陸小川駅のシンボルとして親しまれていたが、下回りの腐敗が予想以上に著しかったことから、残念ながら鹿島鉄道廃線を待たずして、2007年2月末に解体された。

 2005,08,14 常陸小川★