3000系
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 1964年登場。山陽電鉄の神戸高速鉄道乗り入れを控え、同線への直通運転用に製造された車両である。直通運転における仕様が具体化したことにより、複電圧仕様で製造された2000系と異なり本形式は1500V電圧のみ対応したものになっており、それ故2000系と比べて機器類が簡素化してメンテナンスを行いやすくなっている。前面は当時の国鉄車両同様に高運転台となり、曲面ガラスも採用されているがライトは位置等2000系のものを引き継いでいる部分もある。また側扉は山陽電鉄で初めて両開き扉とされた。尚、最初期に製造された3連2本はアルミ製車体が採用されている。2000系にて試作されたものを本格的に量産したものだが、リベットがなくなりすっきりとした外観に仕上がっている。このアルミ車体で製造されたグループは1965年にローレル賞を受賞している。この後に製造された車両は神戸高速鉄道の開通に合わせて増備が急務だったため、コスト削減の為に普通鋼製で製造されており印象が変わっている。1971年までにアルミ車8両、鋼製車56両の64両が製造され、翌年以降の新造車からは新たに冷房装置が搭載されて3050系となったため本形式の増備は終了している。なお、この他に3000系の4連化を図るため、2000系や2300系を編入した中間付随車3550形も計14両在籍していた(同時に全車両在籍していたことはない)。当初は行き先表示器も搭載されておらずまた非冷房だった3000系も1969年以降に行き先表示器及びスピーカーを設置、更に1989年までには全車両の冷房化が完了しており、製造から50年が経過した車両も在籍する中で今もなお第一線で主力車両として活躍している。編成の縮小により3550形が2004年までに全車廃車となった以外は2010年代後半まで全車在籍していたが、前述のとおり製造から50年を超えた編成もあり、老朽化が進んでいることから2016年より新型車6000系の投入に伴う余剰廃車が発生している。

 2009,03,18 山陽須磨


■Variation
 1967年から製造された車両は神戸高速鉄道開業に伴う車両増備が急務であったことから一部を除き普通鋼製を採用している。尚、このグループは2004年以降に順次更新工事が施行されている。

 2009,03,18 山陽須磨
 2015年になり、登場時と同じ前面細帯が復元されたトップナンバーの3000F。併せて車番位置も往時の位置へと改められている。この姿のままで運用を続けたのち、2017年11月に惜しまれつつさよなら運転が行われ、営業運転を離脱した。

 2016,12,31 新開地
2017/05/17