5100系
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 2015年登場。老朽化した1500系の置き換えを目的に導入された車両で、線内普通列車用の車両としては18年ぶりの新形式車両である。元は1971年以降に導入された阪急5100系で、1000系の投入で余剰となっていた車両を導入している。譲渡に際しては編成を4連ないし2連に組み直した他、種別・行き先表示器の換装(4編成はフルカラー表示器へ)、前照灯のLED灯化、スカートの設置などがなされている。改造された車両の中には中間に連結され、原型を維持していた先頭車も含まれるが、これは他車と同じ姿に改造されている。この時点で能勢電鉄の普通列車はワンマン運転を行っていたことからワンマン運転には当初から対応した。車内は引き続き原型を維持しているが、4編成には車内案内表示器が設置され(ただし元々阪急時代にリニューアルを受けていた車両は既設)、全編成に車いすスペース・フリースペースが増設されている。更に日よけは全編成換装され、鎧戸であった車両はロールカーテンに換装された。元々ロールカーテンを搭載していた車両もイラスト入りの独自のものに交換された。また、全編成を対象にドアチャイムとドア開閉灯が設置されている。5100系は2016年までに4連5本、2連2本と1500系と同数が導入され、同型式を一掃した。1700系も数を減らしているため、現在の能勢電鉄では最も両数の多い車両となっている。因みに他車とは異なり譲渡に際して改番はなされていない。なお、能勢電鉄への譲渡に際しての改造は阪神車両メンテナンスに委託されており、改造の際には阪神線内を自走する姿が見られた。

 2016,12,31 山 下


■Variation
 1500系の2連編成を置き換える目的で導入された2本は、1500系がそうであったようにリバイバルカラーとなっている。この5124Fはかつての50形がまとっていたクリームと青のツートンカラーに塗られている。

 2016,12,31 山 下
 5140Fは1500系導入時の塗装である、マルーンとクリームのツートンカラーに塗られている。なお、1500系と同じくこれら2編成については車内のカラースキームが他編成より濃くなっているのが特徴である。

 2016,12,31 山 下