5001形
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 1977年登場。1950年代〜60年代初頭に製造されたジェットカーの置き換え及びそれに伴う普通電車の冷房化促進を目的として製造されたものである。車体は同時期に製造された急行用車両3801・3901形に準じており、制御方式及び駆動方式は従来より使用されていた5261形と同様抑速機能付きの抵抗制御方式、中空軸並行カルダン駆動方式で、台車も同様にS型ミンデン台車を履くが、後期に製造された車両は発生品を改造の上流用している。1981年までに2連16本32両が製造されたが、1987年以降4両固定編成化がなされていて4連8本の陣容となった。同時に、前面上部に行き先表示器が取り付けられて印象が変わっている。この後車椅子スペースの設置などバリアフリー化改造も行われ、現在も5500系と並んで普通電車の主力車両として活躍している。尚、この形式では阪神・淡路大震災に伴う被災車両は存在しない。5131形や5331形が廃車されてなお全車とも残存していたが、2020年以降に5700系の増備により全車とも置き換えられることが予定されている。

 2008,03,13 野 田


2020/02/24