100形
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 1980年登場。老朽化した旧型車の体質改善を目的に導入された車両である。従来の上信電鉄では自社発注車両を中心に使用していたが、本形式は西武鉄道で廃車となった451系が譲渡されたものである。451系は1959年より製造され、1960年代の西武を代表する通勤型車両であり、ST式戸閉機構(1つのドアエンジンで両開き扉における双方の扉を操作するもの)など後の国鉄型車両にも採用される機構を初めて取り入れた軽量車体の両開き車両であったが、下回りは旧型車両の発生品を流用していた。上信電鉄には当初2連3本が入線したが、譲渡に際しては高崎方先頭車の電装解除がなされている。1984年に2両が事故廃車されており代替で急遽2両が増備されたが、このうち制御車は551系を編入しており、同車のみ前面が湘南型となっていて印象が異なっている。自社発注車両と共に主力車両となったが、旧態依然とした釣り掛け駆動方式の本車は性能面で他車に劣り、更に非冷房であったこともサービス向上とは言い難いものであった。そこで1993年以降同じく西武鉄道から高性能冷房車の150形を投入することで本形式の淘汰を図り、最終的に1996年までに100形は全車運用を離脱した。最後まで残った103編成は現在も倉庫代用として高崎駅構内に留め置かれており、2012年時点で現存する最後の元西武451系ということで貴重な存在となっている。長年にわたって野ざらしになっていたが、2012年11月に再塗装が施されており、それによりコーラルレッドに紫帯が巻かれた姿へと変更されている。その後もしばらく留め置かれたが、JR東日本から107系を譲受するにあたり留置場所を捻出するため、残念ながら2017年に解体された。

 2012,08,23 高 崎〜南高崎


■Variation
 現在の100形。長らく放置状態と言っても過言でなかった車両であるが2012年11月に再塗装が施されており、見違えるほど綺麗な外観に修復されている。同時に紫帯が巻かれ、上信電鉄譲渡時の姿へと復元されている。2017年までこの姿で留置されていた。

 2013,08,17 高 崎〜南高崎