600系
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 1992年登場。それまでの養老線は非冷房・釣り掛け駆動の旧型車両で占められていたが、同線の体質改善を図るにあたって、本線系統で余剰となった高性能・冷房車を養老線仕様に改めた上で養老線に投入し、それによって旧型車を順次置き換えていくこととなった。その際、620系に次いで投入された車両が600系である。600系は車両によって種車が異なり、名古屋線からは1600系と1800系、南大阪線からは6000系と6800系と言う、実に4種もの車両が種車となっている。また台車も差異があり、名古屋線から移籍した車両では、電動車は改造に際して新造した台車、制御車の台車は南大阪線用の6800系で使用されていたものを流用の上使用している(ただし一部例外あり)。尚、606Fと6000系から改造された中間付随車の台車は元々狭軌線を走行していた車両が種車の為そのまま使用している。車内はロングシートで、3連を組む編成は中間車に団体臨時用のトイレが新たに設けられた。また1994年9月のワンマン運転開始に合わせ、ワンマン運転用の装備も備えられている。1994年までに3連2本・2連4本が改造されて600系は出揃っている。その後2001年に1本が廃車されており、3連2本・2連3本という陣容で養老鉄道に貸与された。養老線の移籍後にはB更新が開始されており、施行車は本線系統の施行車同様化粧板・床・モケット等の張り替えがなされている。養老線の車両としては最も本数が多く、主力車両として活躍している。このうち606Fは2009年より6800系登場時の所謂「ラビットカー」塗装に、604Fは2013年より1600系登場時の塗装であるベージュ時に青帯の入った塗装に変更されている。尚、養老鉄道の車両は2014年3月まで近鉄の所有となっていたが、現在はその所有も養老鉄道に移管されている。なお、養老鉄道移管後にB修繕が行われなかった603Fは2016年に廃車されている。

 2012,12,23 美濃松山


■Variation
 600系のうち、ク503号車とク504号車は名古屋線の1800系から改造されている。同一編成を組むモ603号車・モ604号車は同じく名古屋線用の車両ながら1600系の後期車が種車となっている。異なる種車同士で同一編成を組むことが多いのが、600系の特徴の一つである。なお、この編成はB修繕を受けないまま2016年に廃車されている。

 2012,12,23 美濃松山
 3両編成を組む602F。600系では601F・602Fの2本が3連を組んでいる。中間に連結されているサ550形(元南大阪線用の6000系)には長距離での団体運用(特に初詣用団臨)を考慮してトイレが設けられたが普段は閉鎖されており、結局2編成ともB更新の際に撤去されている。

 2012,12,23 桑 名
 600系の中でも、唯一「ラビットカー」こと南大阪線の初代高性能車6800系から改造された606F。増結用に製造された最後期のグループとはいえ、2001年に同じく6800系から改造されたク530形が廃車された今、現存する唯一の元6800系である。同編成は2009年にB更新が施行されたが、その際に塗装が変更され、6800系が登場当初纏っていたオレンジベースに白帯を巻いた塗装になっている。同じく当時付けられていた「ラビットマーク」も復元され、往年の姿を再び披露している。

 2012,12,23 播 磨〜桑 名