2000系
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 1992年登場。翌年の博多〜福岡空港間延伸を控え、増発用として製造された車両である。1000系の増備車両としての位置づけが強く、編成番号も1000系の続番となっているが、1000系登場から10年以上が経過しているため、内外装ともにモデルチェンジがなされている。車体形状は1000系に準じるが、こちらはオールステンレス製車体が採用され、骨組みも含めてステンレス製となっている。前面はパノラミックウィンドウや大型曲面ガラスの採用もあり、1000系に比べ曲面が強調されたデザインとなった。前照灯・尾灯はいずれも角型で、横並びに配置されている。制御方式は福岡市交通局では初めてVVVFインバーター制御装置が採用されており、併せて起動加速度、設計最高時速共に1000系よりも向上した。なお、最終製造の1編成を除きGTO-VVVFインバーター制御方式が採用されている。運転台は1000系がツーハンドルであったのに対し、こちらは左手操作式のワンハンドルマスコンハンドルが採用され、新たにモニタ装置も設けられた。本系列投入時点で地下鉄線内ではATOによる自動運転が行われていることから、当初より保安装置にATC、ATOを搭載している。台車はボルスタレス台車となった。車内はオールロングシートで、オフホワイトを基調とした配色でまとめられている。座席モケットは緑色で、1人ずつ区分けされたタイプの座席となっている。車内案内表示器は当初マップ案内式表示器の左側に液晶表示器を組み込んだ独特なものが採用されていた。この当時液晶表示器を採用していた事業者は非常に少なかったが、劣化が著しいことから後に液晶表示器は2段式LEDに改められた。各車とも、車端部には車椅子スペースを備えている。この2000系は輸送力の増強により増備が進み、1998年までに6連6本が製造された。なお、1994年に製造された編成からは行き先表示器がLEDとなった他、側面の帯配置が変更されている。更に1998年製の1編成は当初より制御方式がIGBT-VVVFインバーター制御方式となっており、これが後の1000系リニューアルに際しても反映されることとなる。また、この編成では当初より車内案内表示に2段式LEDが採用されている。運行範囲は1000系と同じで、空港線・貝塚線の他、JR筑肥線の姪浜〜筑前深江間にも乗り入れている。2020年からは機器更新を含めたリニューアル工事が開始されており、施工車は2000N系と区別されている。

 2015,08,25 中洲川端


■Variation
 1998年に製造された第6編成。この編成ではマイナーチェンジが施されており、制御方式は製造当初よりIGBT-VVVFインバーター制御方式となっている。また、製造当初より転落防止用幌が設置された他、車内案内表示器が2段式LEDとマップ式の併設型となり、後に他編成もこの仕様に改められている。なお、行き先表示器は1994年製の車両より3色LEDが採用されている。

 2013,03,14 貝 塚
 内装が更新され、行き先表示器がフルカラーLEDに改められた2000系。内装ではモケットの更新の他スタンションポールの設置などがなされている。フルカラーLEDは従来の方向幕のように行き先ごとに色が変わる他、4か国語での表記が行えるようになった。なお、2020年以降は更に機器更新や内装の更なる更新を行った車両も現れ、そちらは2000N系と区分されている。

 2019,03,10 福岡空港
2021/01/17