MC2101形
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 車体の老朽化が進んでいた元南海のモハ2001形の下回りを流用し、阪神5231形・5251形を改造した車体を組み合わせた車両。1982年から1985年までに2連8本の16両が竣工した。阪神からの譲渡に際してはMC1101形同様に武庫川車輌において中扉を埋めて片側2扉とするなど各種改造が施されている。当初竣工した車両は片運転台であったが、輸送力の減少に伴い一部の車両が両運転台で竣工もしくは両運転台化改造を受けた。尚、新設された運転台側は当初非貫通構造であったが、後に貫通扉が設けられている。また1989年に1両、1999年以降に4両が冷房化改造され、同線のサービスアップに貢献した。京福電鉄時代には5001形に置き換えられて2両が廃車され、えちぜん鉄道継承後には老朽化からMC6101形への本格的な置き換えが始まり、加えてMC7001形の増備に伴う置き換えもなされたことから、2013年の時点ではわずか2両にまで減少していた。機器面の問題で末期は両運転台化された車両も単行では使用できなくなっており、2両を組んでラッシュ時を中心に活躍していたが、MC7001形によって最後の2両も置き換えられており、2013年12月を以て運用を離脱している。尚、えちぜん鉄道への継承後に一部車両の台車が名鉄の廃車発生品へと交換されている。

 2009,03,12 福井口


■Variation
 冷房化改造されたMC2101形。豊橋鉄道の廃車発生品を流用している。

 2009,03,13 新福井