6000系
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 1989年登場。元東急6000系であり、7000系と共に大鰐線の車両改善を目的として投入された。元々東急6000系は試作的要素が強く、電装品別にA・B・Cと編成が区別されていたが、弘南鉄道にはこのうちC編成が譲渡された。2連2本の4両が竣工したが、この他に物置に使用するため中間車も送られてきている。譲渡に際し回生の切断やスノープラウの取り付け・暖房の強化など、7000系に準じた寒冷地向けの改造がなされている。竣工当初から予備車的役割が強く、1990年代後半以降は朝に運転される快速列車が唯一の定期運用となっていた。しかし2006年にその快速が廃止されると完全に定期運用を外れ、その際に1本が除籍された。その後残った2連1本は陸橋架け替え工事に伴う路線分断の際に営業運転に入る機会があった他は殆ど動かず2008年3月にはさよなら運転も行われたが、その後7000系に故障車が発生したことから再び運用に復帰した模様。現在も予備車として津軽大沢に待機している。

 2007,09,05 津軽大沢


■Variation
 もう1本の6005F。東急時代の末期はこどもの国線の予備車両として使用されていた編成である。こちらはヘッドマークも外されており、当時から既に車籍を抜かれていた。

 2007,09,05 津軽大沢(公道より撮影)